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インターネット上の検索サイト(Google、Yahoo!など)に表示される情報について、サイト上から削除させる権利のことを「忘れられる権利」といいます。 検索結果から写真の削除に関する裁判で、Googleが敗訴したのがきっかけで生まれた言葉だそうです。

みなさんは、「承諾を得ていない個人情報」を誤ってホームページ上に掲載してしまったことはありませんでしょうか。 特に施工例など、ホームページの価値を高める重要な情報の中に、こういた個人情報はしばしば含まれます。承諾を得ていれば問題ありませんが、その掲載に際しては、細心の注意を払いたいものです。

ただホームページに掲載されただけでしたら、情報の拡散のリスクは少ないと云えます。そのホームページを見た人しか目にすることはありませんし、問題に気づいてすぐに掲載を中止すれば、それ以上に広がることはないでしょう。 しかしながら、個人情報が他のサイト、とりわけ検索サイトへ収集されてしまうと問題が大きくなります。 ホームページ上の掲載を外しても、個人情報は既にインターネット上で一人歩きをしています。

個人情報はいったんホームページに掲載されてしまうと、瞬時に世界中に広がる可能性を秘めています。GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンが、あなたのホームページにいつ情報を収集しに来るかわからないからです。 ホームページにSEO(検索エンジン対策)がしっかりと施されているほど、素早く、検索エンジンは新しい情報を収集するでしょう。 効果の高いホームページほど、間違って情報を掲載してしまったときのリスクが大きくなります。

オーセブンの運営するe-tokoブログというサイトにも、年に1、2回、転載された情報を削除してほしいという依頼が来ます。e-tokoブログは元のブログの一部を転載しますので、元の記事を削除してもe-tokoブログ上には履歴として残ってしまうからです。もちろんオーセブンでは、最短の時間で削除処理をさせていただいております。

エクステリア・造園会社のホームページは、過去のお施主様の情報を掲載することで、新しいお客様を集めやすくなります。しかし、個人情報の掲載に関しては、事前了承などの責任のある行動がもとめられます。 忘れられる権利という考え方は、その考えを一歩進めています。それは、仮に掲載自体が合法だったとしても、権利者からの正式な要請があればホームページから即座に情報を削除しなければならないということです。

逆に言えば、ホームページの情報を即座に変更できる体制を作ることが、信用につながるということです。 自分で内容をすぐに編集できることが、ホームページ運営の一つの重要な要素であることを示しています。皆さんのホームページは大丈夫でしょうか。人任せのホームページになっていませんでしょうか。

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