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ネパールを襲った先日の地震で、救助活動に活躍したFINDER(ファインダー)という機械があります。 この機械は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が開発したもので、数メートルのがれきの下に埋もれている生命反応を探し出せるというものです。


この機械、ネパールのチャウタラ村という場所で、4名の命を救ったと伝えられています。なんでも、NASAが開発した宇宙での生物探査の技術が元になっているということで、それを瓦礫の下から人を探し出す為に応用したのだそうです。


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このFINDERが実際にネパールで人を助ける実績を上げることができたのは、その探査性能が高かったことはもちろんですが、その機能をスーツケース大のサイズまで小さくして、どこへでも持って行って使えるようにした点が大きかったと考えられます。

人命救助という点では、AED(心室細動を起こした心臓の働きを、正常に戻すための医療機器)なども、最近では様々な公共の場所で見られるようになっています。持ち運べるサイズにまで小さくなった複雑な医療機器が人の命を助けたニュースなどを目にするようになりました。

高い性能を持つ機材はいろいろな場所に持ち出せるようにすることで、その価値が上がります。 かつてSONYのウォークマンがポケットの中に入るステレオとして爆発的なヒットをしたように、ノートPC、スマートフォン、タブレットなど、外に持ち出せる高性能機器が世の中を大きく変えてきました。

エクステリアや造園の世界でも、コンパクトで高性能なレーザー距離計やGPSつき防塵防水デジタルカメラなど、現場の仕事を改善する機器が近年発売されています。ノートPCやタブレット、スマートフォンがあれば、現場での急な設計変更に対応できる時代になっています。

新しい機器にチャレンジして、仕事の効率アップを図ってみてはいかがでしょうか。

※画像:JPL NASAより http://imagecache.jpl.nasa.gov/