【コラム】2016/11/01
工事現場でApple Watch
米Apple社の端末を使った支払いシステムApple Pay(アップル・ペイ)のサービスが日本でも開始されました。 iPhoneやApple Watchをレジにかざすだけで、買い物ができ、電車やバスに乗れます。
スマートフォンなどの携帯電話で支払いをする仕組みは、いわゆるガラケーの時代からありました。モバイルSuicaやおサイフケータイなどのサービスをお使いの方もいらっしゃると思います。今回のApple Payに新しさがあるとすれば、やはりApple Watchによる支払いではないでしょうか。
Apple WatchでApple Payを利用するためには、最新のApple Watch(Series 2)と、iPhone5以降のiPhoneが必要です。 iPhoneのWalletアプリにクレジットカードとSuicaを登録して、それらの情報をApple Watch Series 2 に送り込めば、準備完了です。 SuicaやPasmoと書かれた支払いシステムなら、Apple Watchをかざすだけで支払うことができます。
私も早速いろいろと使ってみましたが、腕時計だけで電車に乗ったり物が買えるというのは、とてつもなく快適なものでした。鞄やポケットから何も取りださずに缶コーヒーを手にできるのです。 常に財布が腕にくっついている仕組みは、現場仕事をされている人にこそ便利なのではないかと感じました。
現場仕事と云えば、Apple Watchが工事現場の作業者の命を救ったという話もあります。 現場で体調が悪くなった作業員が、Apple Watchをしていたおかげで、原因が風邪ではなく心拍数が200以上に上がっていることが原因だと分かったためです。作業者は救急搬送で命を取り留めたそうです。
Apple Watchはロレックスには勝てないと以前のコラムに書きましたが、作業用腕時計として考えてみると、Apple Payの追加によってより価値の高いものになった気がします。 iPhoneユーザーの方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。