エクステリア工事とロボット
大型の建築現場には日本でもロボットが活躍し始めています。重い鉄骨を軽々と運ぶような補助的なものや、スラブ面を仕上る自律ロボットなど、多岐にわたります。そんなロボットたちが、エクステリアの現場に入る日は来るのでしょうか。


二つの事例をご紹介します。
まず一つ目は、ブロックを自動で積んでくれるロボットです。 下の画像(リンク)をクリックすると動画をご覧いただけます。繊細なブロック積みの作業を、正確にこなす様子が見られます。 モルタルを豪快に練りつけて、熟練のブロック工の先輩に起こられそうですが、スピードと配置精度だけはピカイチです。


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https://www.youtube.com/watch?v=G_Pj2GI6-xc


次に、大型の3Dプリンター施工です。
ロシアのApis Corという会社の製品ですが、現場に運搬可能な小型の建設用プリンタです。 下の画像は小型の住宅をプリントしている様子です(クリックで動画が見られます)。 エクステリアの塀の造作に十分使えるものに見えます。


3Dプリンター
https://www.youtube.com/watch?v=GUdnrtnjT5Q
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上のベンチも同社の3Dプリンターで作られたものです。複雑な型枠を作らずとも、曲線の造作を現場に直接プリントできます。デザインの自由度も工数の削減にも寄与する画期的な手法と云えます。 しかしながら、ロボットだけですべての工事が賄えるわけではありません。

上のベンチで地層のように見える筋は、プリントを重ねた結果出てくる凹凸模様です。エクステリアの造作として使うならば、表面をきれいに仕上げる必要があるでしょう。 ブロックを積むロボットも同じですが、ロボットの仕事には、人間による仕上げがまだまだ必要です。

大規模で精度の求められる工事現場には、今後さらに多くのロボットが入っていくでしょう。しかし、狭い現場の小さな工事には今後も人の手が必要になってくるはずです。エクステリア造園の工事現場は、ひょっとすると人間の職人さんがもっとも必要とされる仕事場かもしれません。