【コラム】2017/04/22
いよいよ「IoT」ですね

TrackRの主な用途は、「無くしそうなものにつけておく」ことです。 出かける前に家の鍵を探すような人は、鍵につけておけばその場所をスマートフォンで捜索できます。 また、自動車やバイク、自転車などに装着しておけば、盗難にあった時に探し出すことができるとのことです。 これはなかなか、すごいことです。

通信にはBluetoothを使っています。つまり、盗難された自動車から20〜30メートルの距離まで「公式アプリのインストールされたスマートフォン」が近づけばよいのです。そのためには、TrackRのユーザーが十分に増える必要があります。これは、そういう仕組みです。
もうひとつの疑問は、バッテリーがいつまでもつのか、という点ですね。Bluetoothのデバイスですから、電波を発生するための電力は必要なはずです。 TrackRにはボタン電池(CR2016 もしくは CR1620)が使われており、自分で交換できます。通常の使用で1年程度はバッテリーが持続するそうなので、十分実用的ですね。
このTrackRは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の幕開けを感じさせる商品だと思います。自分の身の回りの大切なものにネットワーク接続できるタグを後からつけることができる点が、過渡期にふさわしい仕様だと思います。一つ5,000円ほどかかるようですが、試してみる価値はあるかもしれません。
公式サイトには動画もありますので、是非ご覧ください。 https://www.thetrackr.com/