住宅・エクステリアの展示会でも、数年前から3Dプリンターで出力された模型などが展示され始めました。樹脂を熱して絞り出して成形、着色したものか、粉を固めて作り出されたものが、多かったと思います。多くは実物のミニチュアといった趣向のものでした。
工業製品を作り出すメーカーでは、より高額なプリンターを使って製品のモックアップを制作しているそうです。製品の機能や組み付け、他のパーツとの関係を事前に確認するための用途で使われることが多いようです。金型を作る前に、確認するのですね。
このように、ビジネスの現場では、主に「形を見て確認するため」に、使われていました。樹脂や粉末を固めたものでは、実際の製品として使うためには強度や耐候性に劣ったり、精度が低いというのがその主な理由です。
しかし、現在の3Dプリンターの強度や精度でも、十分に最終製品になれるものもあります。 例えばあるドローンなどは、3Dプリンターで出力したものをそのまま出荷するとのことです（SankeiBizの記事より）。よりスタイリッシュな製品を、小ロットで作れる市場が生まれようとしています。
Shapeways（https://www.shapeways.com/）というサイトがあります。これは、3Dプリント製品を販売するサイトですが、デザイナーのデータを使ったり、自分のデータで作ったりして、アクセサリーや生活用品などの様々な製品を手に入れることができます。表札や庭のオブジェなど、応用のイメージが広がる製品がいくつも掲載されています。 是非、ご覧ください。
※タイトル写真はShapeways掲載の商品です。
