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先日、東南アジアに行く機会がありました。スマートフォンに海外用のsimを挿して、颯爽と現地に降り立ったのですが、ちょっと困ったことになりました。


海外に行くときは、スマートフォンをsimフリーにして(詳細はスマートフォンの契約会社にお問い合わせください)現地用のプリペイドsimを挿すのが最近の定番です。しかし、現地の回線状況によっては、日本のようには使えないケースもあります。

空港の周辺では公衆回線も電波が強く快適です。しかし、空港を離れたとたんに電波が弱くなり空港からの移動車内では既にGoogleMapの表示は難しくなりました。スマートフォン一丁でどこでも快適というわけにはいかないんですね。


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私のスマートフォンはiPhoneです。iPhoneには電波の状況が画面の右上に出ますが、4GやLTEと出ているときは動画でも見られるくらい高速な回線で接続していることが分かります。首都圏で生活しているときは常に4Gの表示ですが、旅行先で空港から離れて行くと、この表示が4Gから3Gに変わり、やがてEという表記に変わりました。

Eという表示は、3Gよりもさらに遅い回線らしく、その状況になるとGoogleMapはおろか、Facebookや一般のウェブサイトなどはほとんどまともに見られません。電波の不安定な国では、E⇔3G⇔4Gと時折切り替わる電波状況に合わせて、上手くスマートフォンを使いこなす必要があります。

そんな電波状況の中でも、比較的安定的に使えたのは、LINEとSkypeなどのメッセージアプリでした。メッセージアプリは元々「一対多」のデータ通信を多重に処理することができる仕組みとして出来上がっています。そのため、アプリ自身が回線状態を見ながら、上手くデータ通信を行ってくれているようなのです。 

日本にいる家族や友人とつながれる安心は、GoogleMapなどの慣れ親しんだウェブサービスを使えない状況では、とてもありがたいものでした。LINEなどのメッセージアプリをまだ使っていない方は、家族や友人との連絡手段として、入れておいた方がいいでしょう。災害時の緊急連絡にも、同様の効果を発揮しますので。

ちなみに、スマートフォンに関連づいたAppleのメッセージアプリは、simを差し換えた状況ではうまく動作しませんでした。