【レポート】2019/11/01
千葉ラボ:古民家再生New garden life(3)
2013年11月。千葉県香取の里山で始まった、新しい住まいかた提案の実験場【千葉ラボ:古民家(再生) "New garden life" 】。その密着取材レポートです。千葉ラボ亭主の孤軍奮闘ぶりや【ものづくり】【庭づくり】【野菜づくり】の、なにこれ!をつぶやきます。
◆千葉ラボ:全景(正面) 撮影時期 2015年9月 ↑
裏山を背景にして手前に拡がるのが、新しい住まいかた提案:実験場 「千葉ラボ(全景)」です。今回は、道路面に向って母屋の南西にあるボーダーガーデン側の【バラ園】を特集します。
・・・ 10月〜11月 ものづくりの季節 ・・・
◆千葉ラボ:裏山から眺めた開花前の「バラ園」 撮影時期 2019年5月↑
千葉ラボの秋景色
10月〜11月は、来春の3月頃から芽吹く植物や花を咲かせる薔薇たちのためのサポート月。千葉ラボでは肥料も手作りします。窒素、リン酸、カリを1:3:1に配合する作業は苦心のしどころで、ちゃんと秤で測って割出します。【育苗】【誘引】【土づくり】など、秋の始まりから冬の終わりまで続きます。
・・・ 特集「バラ園」 設計施工と生長管理 ・・・
バラ園の薔薇たち
代表する薔薇をご紹介します。(画像をクリックすると拡大します)
バラ園:木製オブジェ
千葉ラボの作業所では、2015年2月にバラ園出入り口用【パネル型アーチ】、7月につるバラ用【パーゴラ】、10月にバラとコラボレーションする【オブジェ】など、千葉ラボ亭主の設計によるバラ園アイテムが揃いました。ここにご紹介する木製オブジェは、すべて羽柄材の端材で作られています。
バラ園:パイプ製パネル型アーチ&パーゴラ
パネル型アーチとパーゴラにつる性植物を誘引して、丸4年。サポートが行き届くと、草花は天真爛漫、のびのびとしてきます。・・・千葉ラボ亭主曰く、「パネル型アーチは、ただっ広い千葉ラボの庭に‘ここからはバラ園ですよ!’という領域を、つたやつる性植物でできるように設計したものです。都会に緑や花の自然感をもたらす第3の壁というか・・・人が求めているのは、コンクリートブロックやフェンスだけではないんですよね。」
*都会に緑や花をもたらす第3の壁【つる性植物を誘引できるパネル型アーチ】実験場↑
*撮影時期 2015年2月1日
バラ園:土管オブジェ
バラ園の6箇所に、腰を据えた土管。・・・亭主曰く、「敷地に転がっている古いコンクリート製の土管、いつでも捨てられると思って植物の鉢代わりにしたら、やたら存在感がある。庭とコラボするんですよ。」
バラ園(パネル型アーチまわり): つるバラの開花記録
記録期間: 2019年4月4日〜5月31日
バラ園のアーチまわりには、4種類のつるバラが誘引されています。それぞれの開花時期は、植物の種類によって差がありました。葉の芽吹き始めから換算して、早い物でシティオブヨーク50日前後、他の3つのつるバラで60日前後でした。
◆バラ園アーチまわり全体 (撮影日:2019年5月31日↓)
左から(1)ピンクバラ: ジャスミーナ
(2)白いバラ: シティオブヨーク
(3)薄いピンク: ニュードーン
(4)濃いピンク: レオナルドダビンチ (画像をクリックすると拡大します)
*以上、「バラ園」特集でした。引き続き、パネル型アーチなど【第3の壁】特集を、次号(11/22)で予定しています。ご期待ください。
編集後記
2015年3月にバラ園として整地され、同年10月にはバラ園アイテム(パネル型アーチ、パーゴラ、オブジェ)が揃いました。同時に、つる性バラの誘引やサポート管理によって、ご紹介した通りのバラ園に「育つものだな〜」と感動しました。 特に、千葉ラボ亭主設計の「パネル型アーチ」は、都会に自然を誘引する「第3の壁」として実験的に制作されています。葉の生長期間や花の開花時期のデータとともにその結果がまとまるそうですから、非常に楽しみです。
同行記者目線でいえば、台風に見舞われたり、生長に時間を要したキングサリなど、何事も計画通りではなかったようですが、亭主手作りのバラ園アイテムやガゼボ、そして懸命なサポート管理は、実験場とは思えないほどの、ハイタッチな千葉ラボ:古民家再生New garden lifeを創り上げていました。
裏山を背景にして手前に拡がるのが、新しい住まいかた提案:実験場 「千葉ラボ(全景)」です。今回は、道路面に向って母屋の南西にあるボーダーガーデン側の【バラ園】を特集します。
・・・ 10月〜11月 ものづくりの季節 ・・・
千葉ラボの秋景色
10月〜11月は、来春の3月頃から芽吹く植物や花を咲かせる薔薇たちのためのサポート月。千葉ラボでは肥料も手作りします。窒素、リン酸、カリを1:3:1に配合する作業は苦心のしどころで、ちゃんと秤で測って割出します。【育苗】【誘引】【土づくり】など、秋の始まりから冬の終わりまで続きます。
穴掘り機 | 肥料と掘った土を混ぜて埋め戻します |
籾殻くん炭:土壌改良・アブラムシ退治 | 肥料:油粕、骨粉、堆肥、腐葉土、草木灰 |
薔薇苗:ぜ〜んぶ挿し木で育て中 | これも挿し木。アプリコットキャンディ |
・・・ 特集「バラ園」 設計施工と生長管理 ・・・
バラ園の薔薇たち
代表する薔薇をご紹介します。(画像をクリックすると拡大します)
レオナルドダビンチ | クリーミィエデン | デスタントドラムス |
グラハムトーマス | ブルーバユー | シャリファアスマ |
フランシスデュブリュイ | アプリコットキャンディ | シェエラザード |
イングリッドバークマン | プリンセスミチコ | シティオブヨーク |
バラ園:木製オブジェ
千葉ラボの作業所では、2015年2月にバラ園出入り口用【パネル型アーチ】、7月につるバラ用【パーゴラ】、10月にバラとコラボレーションする【オブジェ】など、千葉ラボ亭主の設計によるバラ園アイテムが揃いました。ここにご紹介する木製オブジェは、すべて羽柄材の端材で作られています。
07model_1 | シェエラザード |
07model_2 | プリンセス・ドゥ・モナコ |
07model_3 | アイスバーグ |
07model_4 | グラハムトーマス |
07model_5 | デスタントドラムス |
07model_6 (画像をクリックすると拡大します) | ゴールデンボーダー |
ピンク:シェエラザード | 赤:プリンセスミチコ | バリエガータ・ディ・ボローニャ |
クリーミィエデン | ナニワノイバラ | イングリッドバークマン |
バラ園:パイプ製パネル型アーチ&パーゴラ
パネル型アーチとパーゴラにつる性植物を誘引して、丸4年。サポートが行き届くと、草花は天真爛漫、のびのびとしてきます。・・・千葉ラボ亭主曰く、「パネル型アーチは、ただっ広い千葉ラボの庭に‘ここからはバラ園ですよ!’という領域を、つたやつる性植物でできるように設計したものです。都会に緑や花の自然感をもたらす第3の壁というか・・・人が求めているのは、コンクリートブロックやフェンスだけではないんですよね。」
アーチ右袖:薄ピンクバラ:ニュードーン | 濃いピンク色:レオナルドダビンチ |
キングサリ:蔓枝が拡がらない | ジャスミーナ |
手前ジャスミーナ奥シティオブヨーク | アーチまわり:生垣のように育つ |
出入り口 撮影20180510 | パネル型アーチ 撮影日20180421 |
*撮影時期 2015年2月1日
バラ園:土管オブジェ
バラ園の6箇所に、腰を据えた土管。・・・亭主曰く、「敷地に転がっている古いコンクリート製の土管、いつでも捨てられると思って植物の鉢代わりにしたら、やたら存在感がある。庭とコラボするんですよ。」
バラ園アイテム顔合せ:撮影20151005→ | →約10ヶ月後:撮影20160807 |
土管オブジェ :撮影20151006→ (画像をクリックすると拡大します) | →約8ヶ月後:撮影20160529 |
ホテイアオイ | 萩 |
クリスマスローズ | サボテンの花 | ホワイトメディランド |
バラ園(パネル型アーチまわり): つるバラの開花記録
記録期間: 2019年4月4日〜5月31日
バラ園のアーチまわりには、4種類のつるバラが誘引されています。それぞれの開花時期は、植物の種類によって差がありました。葉の芽吹き始めから換算して、早い物でシティオブヨーク50日前後、他の3つのつるバラで60日前後でした。
◆バラ園アーチまわり全体 (撮影日:2019年5月31日↓)
左から(1)ピンクバラ: ジャスミーナ
(2)白いバラ: シティオブヨーク
(3)薄いピンク: ニュードーン
(4)濃いピンク: レオナルドダビンチ (画像をクリックすると拡大します)
ジャスミーナ | シティオブヨーク | ニュードーン | レオナルドダビンチ |
撮影日:2019年4月4日→ つるバラ 葉:芽吹きはじめました。 花:なし(未開花) |
←撮影日:2019年5月4日 30日後のつるバラ 葉の色:濃緑色と芽吹き中の黄緑色 花:なし(未開花) |
←撮影日:2019年5月24日 50日後のつるバラ 葉の色:更に濃い緑色へ。 花:シティオブヨーク開花始まる。 他3本つるバラ(未開花) |
撮影日:2019年5月31日→ 57日後のつるバラ 葉の色:濃緑色へ。 花:つるバラ全て開花。 |
編集後記
2015年3月にバラ園として整地され、同年10月にはバラ園アイテム(パネル型アーチ、パーゴラ、オブジェ)が揃いました。同時に、つる性バラの誘引やサポート管理によって、ご紹介した通りのバラ園に「育つものだな〜」と感動しました。 特に、千葉ラボ亭主設計の「パネル型アーチ」は、都会に自然を誘引する「第3の壁」として実験的に制作されています。葉の生長期間や花の開花時期のデータとともにその結果がまとまるそうですから、非常に楽しみです。
同行記者目線でいえば、台風に見舞われたり、生長に時間を要したキングサリなど、何事も計画通りではなかったようですが、亭主手作りのバラ園アイテムやガゼボ、そして懸命なサポート管理は、実験場とは思えないほどの、ハイタッチな千葉ラボ:古民家再生New garden lifeを創り上げていました。
千葉ラボ亭主によるバラ園整地 撮影20150302 | パネル型アーチ&パーゴラ設置頃 撮影20150728 |