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2019年も過ぎ去り、振り返ってみると
自分の人生にとっての大きな分岐点になる年だった。
昭和生まれの自分が平成、令和と三つの時代を生きている。
日本の伝統と文化の素晴らしさをこの目で見る事が出来て
幸せな一年を締めくくれた。



昭和、平成、に関しては災害と言う点では阪神淡路大震災、東日本大震災など
大きな天災を目にしてきて人間の力の無さを痛感させられた。
自然の猛威には人間なんて存在自体皆無の様だ
ただ一つ良かった事は人間が生み出す不幸な争い事
世界的な抗争、戦争に巻き込まれることなく
経済戦争と言う中で生き抜いて来た事だ。


世界的に見ればアメリカと中国の貿易戦争が世界中の経済をかき回した。
イギリスのEU離脱騒動もそれに拍車をかけて迷走状態。
狼少年の如く、リーマンショック以上の不景気が来ると噂され
輸出依存の高い日本は荒海で木の葉の様に漂うしかなかった。
おまけに、お隣韓国との不仲が露骨になり日本製商品の不買運動など
大小様々なお国事情に気を使いながら良く対応して来たと思う。


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5月1日126代天皇陛下が即位され
祝賀ムードが日本中を幸せな気持ちにさせてくれた。
昭和天皇の場合は長い闘病生活が続きお隠れになられた経緯から
深い悲しみと共に新元号平成を迎えたのと違い
現上皇様はお元気な姿で退位されたので
新天皇の誕生は国民一同が心から喜べる姿になった事が良かったと思う。



秋になるとラクビーワールドカップで日本がベスト8に入った。
ルールすら良く知らない自分だが
見ていても面白かった。
大きな巨体がぶつかり合う迫力に圧倒された。
TVドラマと相まって、日本人が一時的にラクビーファンになった事だろう。
前回も五郎丸人気で一時的に盛り上がったがメジャーなスポーツとはならなかった。
このラクビー熱をトップリーグでどの様に燃え上がらせる事が出来るか?
サッカーJリーグの様に国内リーグの盛り上がりに期待したい。


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お財布的にダメージだったのが消費税アップ
これまで何度も中止になって来たので今回も期待したが導入された。
車とか家を購入しようとするとその金額の大きさに驚く
たった2%のアップだが1割と考えると大きい。
また軽減税率など複雑怪奇な制度も含まれている。
税金を払う事は国民の義務として理解できるが無駄な使い方はしてほしくない。
将来の日本の為に有効に活用される事を祈るばかりだ。


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今年もノーベル化学賞に吉野さんが選ばれた事が日本人として誇らしい。
湯川秀樹さんから数えて27名、ノーベル化学賞では8人目
リチュウムイオン電池の開発が評価された。
輸出大国の日本にとって技術開発は生命線
最近では全個体電池開発も進んでいるので近い将来またノーベル化学賞を
授与されるのではないかと期待している。



一番衝撃だったのが台風による水害だった。
台風19号の際、荒川の近くに住宅が有る為
夜中の3時に避難警報が流れた。
携帯電話がけたたましく鳴ったのだ。
幸い自分は4階に住んでいるので非難はしなかったが
1階住民は避難していた。
夜が明けると日本中の河川で氾濫が起こり
住宅への浸水がニュースで流れていた。
堤防が決壊して水が川の如く住宅街へ流れ込んでいた。


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過ぎてしまうと毎年の事で色々あったけどお正月を迎えられて
良かった!
こうして時が絶え間なく続いていく。
昭和世代にはインターネットも無く、SNSも無かった。
情報が無かったので結果だけで良い年だったと思えたが
リアルタイムで情報が錯乱する現代においては
不安定な薄氷を踏むようなバランスで日々を生きている。
それでも今年1年を無事に過ごせた事に感謝したい。