【コラム】2020/06/01
ネットにつながった家電
先日空気清浄機を購入したところ、説明書に「Wi-Fiに接続」してください、とあります。 空気清浄機をWi-Fiにつなげてどうしようというのでしょうか。
Blueair(ブルーエア)というメーカーの空気清浄機を購入しました。ハウスダストのアレルギーがあるので、単純に空気中から塵を取り除いてほしいと思い、加湿機能とかイオンなどが出ないシンプルなものを探していたところ、このメーカにたどり着きました。
宅急便が届いて梱包を開けたところ、説明書の最初に「アプリをスマートフォンにインストール」しろという表示があります。別に必要ないとは思っていますが、一応お付き合いのつもりでインストールしました。スマホの画面に従ってWi-Fiのパスワードを入れると、すぐに自宅のWi-Fiに空気清浄機が接続されました。
PM2.5 | 総揮発性有機化合物(TVOC) | 温度 | 湿度 |
スマホを見ると、すぐに上のような表示が現れました。これは、室内の状態をセンサーでとらえた内容がリアルタイムで表示されているのです。PM2.5という言葉は聞いたことがありましたが、それが我が家にどの程度飛んでいるのか見るのは初めてでした。
この家電の面白いのは、Wi-Fiを通じてインターネットにつながっていることです。つまり、自分がどこにいても、スマートフォンの画面から室内の状態を見られるということです。外出先から自宅のPM2.5の濃度を知ってもしょうがないのですが、室内にいつもセンサーがあってその情報をいつでもスマホで見られるのは、えも言われぬ安心感があります。
室内の温度を見て25度なら、部屋が火事にはなってないことがわかります。わずかなセンサーが、小さな安心を運んでくれるわけです。ただの空気清浄機が、ネットにつながるだけで思いもよらない効果を与えてくれました。