2020年はオンライン対戦ゲームの年ですね。コロナの影響で子供たちは自宅で遊ぶしかありませんから、友達との会話もネット上で、自然にオンラインゲームの道へ進みます。
子供が一日中Switchやスマートフォンにかじりついてゲームをしているのは、あまり芳しくないと思う人が多いと思います。コロナの状況があるとはいえ、ずっとスマホを凝視してちまちまとやっている姿から不健康な印象を受けますし、子供らしくない感じがするからでしょう。
それに引き換え、一人でじっと座っていたとしても将棋盤を前に詰将棋などをやっている姿は、なぜか好ましく思えるものです。スマホで将棋をやっている時よりも、実際の将棋盤をいじっている姿の方が良く見えます。どうしてかわかりませんが、そうなんですよね。
そんな気持ちを具現化したようなアイデアが、昨年キックスターターに出ていました。それはリアルなチェス盤ですが、同時にソフトウェアで遠隔に操作することもできます。つまり、遠隔地の対戦相手と実際のリアルなチェス盤を通じて対戦できるということです。
画面の中でやればいいものを、わざわざ現実のチェス盤でやる必要があるのかを問う開発ですが、これがやっぱり、あるようなのです。何だかわかりませんが、人間はそういう生き物なんでしょうね。その証拠に、このアイデアはキックスターターで目標の4倍の資金を集めることに成功し、下の動画のように展示会でのお客さんの反応もかなりいいのです。
https://youtu.be/jKCwi6L8pHI
IoT(モノのインターネット)の一つの成功例が、これなのだろうと思います。