玄関先で座り込んで「契約するまで帰らないからな」と凄む訪問営業マン。昭和の懐かしい風景です。門前の「セールスマンお断り」の看板も、近頃は見なくなりました。
私がまだ幼いころ、昭和50年代の頃には自動車の商談は自宅で行っていました。セールスマンと父親がちゃぶ台を挟んで話している風景を覚えています。一所懸命の営業マンと値切りたい父親の対決といった一幕です。
そこで行われるのは、いわゆる言葉の応酬です。父親が色を尋ねれば営業マンはカタログを開いて見せ「この白は他社なにはない良い発色です」などと。また、「クーラーの性能がいい」とか、「お隣さんも先日契約しました」とか。営業マンは相手の顔色を見ながら、言葉巧みに落としにかかります。
契約に至るまでに、10回、20回ののQ&Aを繰り返します。客の考えを見極めて契約への道筋に餌をまく営業は職人技の様です。一つ一つの契約が、職人技による手作りの商談になります。真偽は不明ですが、伝説の営業マンはまともにドアの閉まらない自動車すら売ったと云います。すごいものですね。
インターネットの普及にコロナが重なって、Web営業への対応が急務となりました。打ち合わせもZoomなどを使ってWebで行うと、対面とは異なり、相手の顔色を見ながら契約に持ち込んでいくのが難しいかもしれません。むしろしっかりと的確に説明内容を相手に伝えることが必要になるでしょう。
先日、オーセブン主催のWebセミナーでゲストメーカーの三協アルミさんが動画で商品説明をしてくださいました。ゆっくりしたテンポの動画でわかりやすく、まさにZoomセミナーにぴったり。時代に合ったものだと感じました。担当者の口からあれこれ口頭で説明を受けるよりも、商品のコンセプトと特徴を短い動画で見せてくれて、その後の質疑応答で個別の疑問に答えるやり方がとても良いと思いました。
07CAD3のプレゼンKITという新機能は、説明型営業をユーザー様に実現していただくためのツールです。エクステリア・造園プランのコンセプトをパースやVR、ムービーとちょっとしたコメントでプレゼンボードにまとめて、お施主様のスマートフォンに送り込む簡単ツールです。時代に合った営業ツールです。ご活用いただきたいと思います。
三協アルミさんの動画例 | 07CAD3 プレゼンKIT |