日進月歩のITツール。私は大好きで、気になる新製品が出るとつい買ってしまいます。先日購入したのは、Appleの新しいMacBookProでしたが、新製品のMacBookには極めて珍しい変化が起こっていました。
シンプルで美しいメタルボディのMacBookは10年以上変わらないデザインで、人気を博してきました。スターバックスコーヒーでMacBookを開くのが定番のスタイルといわれるほど洒落た格好のいいスタイルです。
Apple系のプログラマーなどはよくMacBookを使いますが、ユーザーを困らせる変更を伴った新製品が頻繁に登場するのも、Appleの特徴でした。ちょっとカフェに持って行くのにはよくても、仕事でヘビーに使おうとすると困る新製品がたびたび発売されました。
MacBookのユーザーの中で評価が低い機能にTouchBar(タッチバー)があります。キーボードのファンクションキー(F1〜F12)とESCキーを取っ払って、横長の液晶画面をその場所に配置したものです。TouchBarはファンクションキーとしても別の操作ボタンとしても使えるという一見便利な機能でしたが、プログラマーなどからは避難轟轟でした。
Appleは、良くも悪くも、製品の仕様を強行にユーザー押し付ける伝統があります。MacBookの上位機種はすべてTouchBarに変更され、人気だったマグネット式電源ケーブルもやめ、SDカードスロットも、HDMIポートもすべて取り払いました。その代わりに、確かに、より薄く美しくなったのは確かです。
2021年秋に発売されたMacBookProは衝撃でした。TouchBarがファンクションキーに戻り、マグネット式電源ケーブルに戻り、SDカードスロットが復活し、HDMIポートも戻ってきました。私は25年以上のMacユーザーですが、まさに青天の霹靂でした。即座に購入しました。
手元の届いた最新のMacBookProは、今までのものよりも厚みが増していました。そうそう、それでいいと思います。ユーザーをちゃんと振り返って作ったんだな、と分かりました。