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突然ですが、ジャイロイドという構造をご存じでしょうか。
比較的最近発見された多孔質構造で、軽量かつ高強度なことから建築などへの応用が期待されています。



そして最近の研究で蝶の羽もこのジャイロイドで出来ていることが明らかになったようです。

3dデータを設計していると軽さと強度という相反する2つの条件を求められることがよくあります。
蝶たちはこの軽さと強度そして鮮やかさまで兼ね備えた素敵な羽をはるか昔に獲得していたんですね。


自然界にはこのほかにもヒマワリの花やブロッコリーの形状に代表されるフラクタル構造やハチの巣の形で有名なハニカム構造などがあります。
これらの構造も建築や航空機などの分野で使われ、私たちの役に立っています。

最近ではAIが自動で構造を考えてくれるツールも出てきましたが生物が数億年かけて生み出した構造にはまだ適いませんね。人間が自然界から学ぶことはまだまだ沢山ありそうです。