いつもパソコンやIT機器に囲まれていますから、この旅行ではできるだけスマートフォンを見ずに行ってみようかと考えていました。
私たち現代人にとってスマートフォンは欠かせない相棒のような存在になっています。街に出れば、道行く人、待ち合わせの人、電車に乗っている人など、たいていの人はスマートフォンを眺めています。便利なのは確かですが、電車の中でつり革を持ちながらスマートフォンを凝視する人達がズラリと並んでいると、この世界は何かが間違っているのではないかと思ってしまいます。
だから今回、せっかくの旅行ですから、なんとなくダラダラとスマホを見るのだけはやめようと思っていました。しかし一方で、旅行においても、スマートフォンは大きな役割を果たしてくれます。ホテルの予約や新幹線の手配はもちろんのこと、電車やタクシー、自動販売機や売店でも、いつでもどこでもスマートフォンは大活躍です。
スマートフォンは旅行のガイドブックや地図としても役立ちます。現地の観光スポットやグルメ情報、交通情報を検索したり、GPS機能を使って自分の位置を確認したりすることができますから、半ば予想していましたが、始終片手に持ったままの旅路となりました。ちなみに、旅先の風景もすべてスマートフォンで撮影しました。
結局スマートフォンに頼りっぱなしの旅行になりましたが、電車やバスなどで移動中にSNSなどを無暗にチェックするのはやめました。そのおかげて、旅行先の風景や人々に接する機会を持つことができて、また、普段はゆっくり読めない小説などを読むことができて、ゆったり時間の流れる良い休暇を過ごすことができました。
ところで、この旅行には中学生の息子も同行していました。彼もスマートフォンを持っていますので、写真を撮ってはインスタに上げて、友達からいいね！をもらってはキャッキャしてました。まあそれはそれで、いいと思います。
