【営業現場から】2024/03/22
ドローンの規制変更と免許制度の影響
オーセブンは以前からドローンを使用してエクステアの空撮を行っており、関連するセミナーも開催していました。当時はドローンの免許制度は存在しませんでした。しかし、現在はドローンの国家資格が導入されており、免許を持っていないと許認可を得るのが難しくなる可能性があります。
近年、ドローンの規制が変化しています。特に、規制変更前にドローンを購入された方は注意が必要です。以下のポイントについて把握しておくことが重要です:
1. 重量規制の拡大: 元々は200g以上のドローンが規制対象でしたが、2022年6月からは100g以上のドローンも規制対象となりました。
2. 機体登録の義務化: 同じく2022年6月にドローンの機体登録が義務付けられました。未登録で屋外で飛行させると罰則が科せられる可能性があります。
3. 免許制度の開始: 2022年12月にはドローンの免許制度が導入されました。
規制変更前に199gで発売された高性能なドローンも、新たな規制により自由に飛ばせなくなってしまいました。オーセブンはこれらの199gのドローンを複数台所有しており、全て機体登録を完了させました。さらに、特定の飛行を行う場合は許認可が必要です。
新しくなったドローン情報基盤システム2.0(DIPS)では、機体登録から飛行の許認可、飛行計画通報、事故報告まで、一元的に手続きが行えるようになりました。これまで別々のサイトで行っていた手続きが統合され、分かりやすくなりました。
ただし、飛行の許認可を更新しようとする際に、以前の情報が引き継がれず、初めから入力しなおす必要がありました。写真の添付など、手続きには注意が必要で、何度もやり直しを経てようやく申請が完了しました。免許制度導入後は手続きが複雑になったと感じる方も多いかもしれません。
免許を取得すると、飛行の許可申請が簡素化され、申請が不要になることもあります。ドローンを本職で使用する方は免許取得が必須ですが、使用頻度がそれほど高くない方は、手間でもDIPSで許認可を申請する方が良いと思われます。
ドローンで滑らかな迫力のある空撮は、魅力的です。エクステリアや建物の外観を新たな視点から捉えることができます。
ルールを守って、周囲の人々や環境に配慮しながら、これからも撮影していきたいです。