オーセブンでは、バージョン7ファイル(拡張子ecd)や、VectorWorksファイル(拡張子mcd)などをお客様にお送りするとき、しばしば圧縮ソフトを使用します。

圧縮されたファイルのファイルサイズは元のファイルサイズよりも小さくなりますので、Eメールに添付して送りたい場合などに転送時間を節約できます。ファイルサイズ10MBのバージョン7ファイルを圧縮すると、3MB程度まで圧縮できます(※)。

圧縮されたファイルは、拡張子lzh、zipなど元のファイルとは異なる形式に変更されています。受け取ったファイルが圧縮されていた場合、そのままではバージョン7やVectorWorksで開くことは出来ません。圧縮されたファイルをバージョン7やVectorWorksで開けるようにするためには、拡張子ecdやmcdのファイルに戻す必要があります。このように圧縮されたファイルを戻すことを「解凍する」と言います。

圧縮と解凍は通常、同じソフトで出来ます。Windowsで最も多く使われる形式は、拡張子lzhの圧縮です。lzhに対応している圧縮・解凍ソフトでしたら、他の圧縮・解凍ソフトで作られた拡張子lzhの圧縮ファイルを解凍することが出来ます。

(※)圧縮率は、ファイルによって異なります。バージョン7ファイルの場合、注釈画像やパース画像が含まれていると圧縮率が下がります。

とても簡単にインストール・使用できる圧縮・解凍ソフトをご紹介します。

■ Lhaz:フリーソフト  作者ホームページ http://www.chitora.jp/
□ダウンロード → http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se107748.html

□インストール方法
1 lhaz133.exe というインストーラがダウンロードされますので、ダブルクリックしてください。
2 「Lhaz v1.33のインストール」というウィンドウが開きますので、下段の「関連付け」のボタンの中から少なくとも、.lzh、.zipをクリックしてください。「関連付け」は対応する圧縮解凍形式ですので、通常はlzh、zipがあれば十分ですが、全てクリックしておいたほういいでしょう。
3 [OK]ボタンをクリックしますと、デスクトップに「Lhaz」という名前のショートカットが作成されます。これでインストールは完了です。

□使い方1(圧縮する)
1 圧縮したいファイルを、デスクトップの「Lhaz」の上にドラッグ&ドロップします。
2 メニューが表示されますので、「このフォルダに圧縮」を選択します。
3 →圧縮ファイル(拡張子.lzh)がデスクトップに作成されます。

□使い方2(解凍する)
1 解凍したい圧縮ファイル(拡張子lzh,拡張子zipなど)をデスクトップの「Lhaz」の上にドラッグ&ドロップします。
2 メニューが表示されますので、「このフォルダに解凍」を選択します。
3 →解凍されたファイルがデスクトップに作成されます。

□使い方3(圧縮方法を変更する)
こちらから圧縮ファイルを送ろうとしたとき、受け手が圧縮形式を指定してくる場合があります。このLhazは初期設定がlzhになっていますので、受け手がzipを指定してきた場合は変更する必要があります。
1 圧縮したいファイルを、デスクトップの「Lhaz」の上にドラッグ&ドロップします。
2 メニューが表示されますので、一番下の圧縮形式(初期値はLzh圧縮)を選択します。
3 →サブメニューが表示されますので、「Zip圧縮」を選択します。
4 →メニューの一番下の圧縮形式が「Zip圧縮」に変更されたことを確認し、「このフォルダに解凍」を選択します。
5 →圧縮ファイル(拡張子zip)がデスクトップに作成されます。