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みなさんこんにちは。ここ三週間程、設計支援の図面依頼件数が通常に戻りました。外構や造園の図面だけではなく、墓地や河川などのイメージパースの依頼もあるんですよ。毎日CADサポートしながら図面を描いています。さて、今回の設計室便りは、続編 英国ガーデンです。続きをご覧ください。



コッツウォルズ北の中心的都市。チッピング・カムデン(Chipping Campden)は、羊毛産業で富を蓄えた商人たちによって作られた。
街外れには 茅葺屋根のきれいなコテージがある。飾り付けられた棟飾りは刺繍のように編みこまれた模様がきれいで楽しい。
茅葺屋根とマッチする大刈り込みの生垣がさらにドラマチックにしてくれる。
もこもこした大刈り込み ロケーションもいい。天気もいい。
もこもこした大刈り込み ロケーションもいい。天気もいい。
ここまでにするには 長い時間がかかることでしょう。
茅葺の棟飾り 刺繍のように縫い付けているのでしょう。きれいに納まっている。
見る角度を変えても 納まっている。
高木 中木 大刈り込み 壁に張りつけたつたのバランスがすばらしい。
茅葺屋根と 花のボーダーの取り合わせ。
ドライストーンの塀に花を寄せ上して カントリーな感じですね。
窓先には プライバシーもかねて 背の高い植物。
バラを絡ませています。
茅葺はネットを被せてバンドで留めつけています。
セミ・デタッチド・ハウスの 茅葺屋根の家です。
セミ・デタッチド・ハウスの 茅葺屋根の家です。
道路境界が自然石の2段積みで足元のラインがすっきりしてます。
ドアの上の×印は 壁が膨らまないように引っ張っておくボルトの座金。
大きなコニファーが戸境なのでしょう。
お隣同士 好みが一緒ならいいですね。  大体違いますね。
大刈り込み準備中なのでしょうか。楽しみですね。
こちら側は だんだん形になってきてますね。それにしても時間がかかる。
パブでの話題は 大刈り込みなんでしょうか。楽しいでしょうね。
建物に対して もう少し刈り込みが大きくなってもいいですね。
街並みに溶け込んでいる 大刈り込み。
樹木と刈り込みのバランスが絶妙ですね。
樹木と刈り込みのバランスが絶妙ですね。
敷地境界にある芝生が 効いていますね。道路-芝生-生垣-樹木-屋根。
芝生が生垣の形をしっかり見せているので 安定するのかもしれません。
ドライストーンの壁にトレリスのリズムが面白い。ストレートの生垣も効いてくる。
バラをあしらった トレリス。芸が細かい。
もう一つ トレリスの例。
大刈り込み育成中?。
前の芝生が 効いてますね。
ニョッキと立ち上がるコニファーが面白いですね。
ノット・ガーデンのようにしたかったのでしょうか。おもしろ生垣。
日本では 茅葺屋根は 建築基準法が許していない。現行の基準法は 戦争で壊滅状態になった時に作られた。焼夷(しょうい)爆弾が落とされても燃えない街にしよう。(今度やったら負けないぞという 気分を持った人たちがいて 作ったのだ)
だから 防火はやたら厳しい条件が付けられ 耐火材 防火材の建材は大いに売れることになった。
B29なんか飛んできそうもない 田舎の茅葺屋根も トタンを貼り付けておかないと 住めないことになってしまった。
お上の決めたことだ 例外は認めない。建築基準法が出来る前からあった建物も 構造基準に合わないから 昔のまま 建替えることはまかりならぬ となると なんとか出来る方法はないかとは考えない。 思考停止なのだ。
現総理大臣が 200年住宅と言っている。了とするところもあるが、どうもいい住宅を作ろうという発想ではなさそうだ。 日本は生涯可処分所得のうち 住宅に使いすぎている。それで税金がとれない 従って 住宅の寿命を 200年ぐらいにしなきゃ いかん。 税金をもっと取るには 200年住宅に住まわせろ である。
環境も街並みも 法律によって形作られているといえる。法律を民主主義という観点から作り出していれば 民主主義的な環境や街並みになる。イギリスの環境や街並みはそんな臭いがする。方や日本の環境や街並みは役人の臭いがするのです。