EXE2014 ウェルカムガーデン
2014/4/11~12、東京ビッグサイトにて、EXE2014エクステリア・エキシビションが開催されました。第9回となる今回は、65ブース、企業・団体が出展いたしました。オーセブンも、『O7CAD バージョン10.5』や発売されたばかりの『O7CAD・プラス』、『SPパレット』を展示、ご来場のお客様にご好評いただきました。(「EXE2014 エクステリア・エキシビション出展レポート」)
本特集記事では、出展されたメーカーの展示の様子を、3回に分け、余すところなくお伝えしたいと思います。


会場は、ビッグサイトの西1、2ホール。今回は、業者だけでなく、一般のお客様も楽しめるコーナーも充実しているとのこと。楽しみです。

受付を済ませて進むと、ウェルカムガーデンのお出迎え。まずは、西1ホールから見ていきましょう。
EXE2014 西1ホールエントランス
最初のブースは、木製ガレージ、自動灌水システムなどを手がけるワールドガレージドアのブース。かざり蝶番のついたブリティッシュタイプのオーバーガレージドア。
最初のブースは、木製ガレージ、自動灌水システムなどを手がけるワールドガレージドアのブース。かざり蝶番のついたブリティッシュタイプのオーバーガレージドア。
オーバーガレージドアの中の機構はこのようになっています。この他展示はありませんでしたが、スウィングアップタイプや、サイドスライダータイプ(横開き)のラインナップも。
ごめんなさい、こちら混んでいましたので足下のみ。ナックエンジニアリングのスリップガードシステムの展示。屋外では問題となるタイルの滑り止め。特殊なコーティング剤を使用することでノンスリップを実現します。こうして体感できるとわかりやすいですね。
続いてブロックメーカーのトーホー。展示テーマは『ブロック製品でのトータルコーディネート』。写真は化粧仕上げのCP型枠ブロック エディとウィング。CP型枠ブロックは、その名の通りコンクリートを充填する型枠として機能することで、コストを下げつつ擁壁として十分な機能を有し、かつデザイン性にも優れたブロックのことです。
真砂土舗装の松井文ショウ堂のブース。近年、土そのままの質感に近いナチュラル感が受けて、公園などでも見る機会の増えてきた真砂土舗装。防草マサはその名の通り雑草の繁茂を抑え、かつ保水性や歩行性の良さなども実現します。固まらないタイプは、敷均しのみで硬化せずとも天然鉱石の効能で防草硬化を発揮するという物。
美濃クラフトは、表札専門メーカーの老舗。老舗ならではの手堅い商品と、一方でユニークでオシャレな商品提案で人気。
美濃クラフトは、表札専門メーカーの老舗。老舗ならではの手堅い商品と、一方でユニークでオシャレな商品提案で人気。
中央はガラスサインや陶製サインの新ラインナップ モザイコ、ゆららなど。奥はLEDバックライト表札。左手はゲート商品のCHABA、ガーデンスタンドなど。合間に飾られたウサギさんなどのアイテムが可愛い(笑。
「家族の幸せってこんなかたち?」思わずハッとするような投げかけですね。でもこの鳥の顔とガラス造形を見ていると、これが答えだと思えてきてしまうから不思議です。「FamingBird」というネーミングが秀逸。
エクステリア・ガーデン資材を扱うジャービス商事のブース。オリジナル商材の他、輸入ガーデンファニチャーなど。大きなローズアイアンパーゴラにバラを沢山絡ませたら素敵でしょうね。
英国製のガーデンルーム コンサバトリーとアイアンのフェンス、オベリスク、街灯など。

EXE2014 三協アルミブース
アルミ建材メーカーの三協アルミブース。ブルーを基調とした展示デザインとスタッフベストで、シャープでスマートなイメージに。エントランスは、ブラック色の追加されたミューテリア 「M.シェード」と、建築家とのコラボレーションプロジェクトSACLABから産まれた新フェンス「S.ボーダー」が飾ります。
手前はファサードエクステリアの新アイテム フィオーレ。奥には、奥行き勾配カーポート マイリッシュOKに新しく加わったトリプル仕様。3台分駐車可能。
手前はファサードエクステリアの新アイテム フィオーレ。奥には、奥行き勾配カーポート マイリッシュOKに新しく加わったトリプル仕様。3台分駐車可能。
屋上も使えるバルコニー付きカーポート グランフローア。ウォールエクステリアの特注品。木調の格子タイプから樹脂パネルタイプなど多彩なパネルバリエーションや床材、側面パネルなど、オプションが充実。
リニューアルした人工木デッキ「ひとと木2」。この写真で一目見てわかるのはスロープ仕様の追加ですが、遮熱性能を上げて居住性を高めたり、板サイズの変更などによる施工性のアップなど微に入り細にわたって改良が施されています。新しく加わった木目調板材はGood。
ガーデンスクリーンのエルファードには、最大高さ3Mの高尺タイプが追加。併せて同デザインの門扉も。一体感のある演出が可能に。近年隣家などからのプライバシー保護の需要が高まっていますが、3Mあれば、よりGLの高い隣家からの視線もカバーすることが出来そうですね。
ファサードエクステリアのフィオーレは、ブロック塀にアクセントをプラスしてイメージアップするアイテム。フェンス、スクリーン、機能門柱とアルミ笠木で構成されます。シンプルな塗り壁仕上のブロック塀に追加することでモダンなニュアンスを高めたり、目隠し機能を加えることが出来ます。
なお、三協アルミの新商品展示会は、4/5の静岡会場を皮切りに全国各地で行われます。静岡会場の様子は、オーセブン設計室便り 「三協アルミ2014新商品展示会 静岡会場からの便り」もご覧下さい。より詳細な新商品紹介記事をご覧頂けます。


ブロックメーカーの太陽セメント工業ブース。持続可能なデザイン、サスティナブルエクステリアをテーマとしたエコブロックスブランドをメインに。RM型枠ブロックのRM200GRID、コストパフォーマンスの高いグラップラーなど。いずれもより高い安全性と耐久性を目指して開発された物ばかり。
ブロックメーカーの太陽セメント工業ブース。持続可能なデザイン、サスティナブルエクステリアをテーマとしたエコブロックスブランドをメインに。RM型枠ブロックのRM200GRID、コストパフォーマンスの高いグラップラーなど。いずれもより高い安全性と耐久性を目指して開発された物ばかり。
エコブロックスといえば緑化というイメージ。地球温暖化対策に保水性を高め、緑豊かな空間を創出する植生ブロック ジオグリーン65%。
輸入木材の販売を行う弘平物産のブース。取り扱いは主にインドネシアのウリン、セランガンバツ、イペなどのいわゆる耐久性の非常に高いハードウッド。デッキ材としての販売はもちろん、フェンスやパーゴラへの加工も。
エクステリアCADのオーセブンブースでは、『O7CAD バージョン10.5』の新機能「道路デザイナー」「エクステリアVRショーウィンドウ」「SPファインダー」が人気でした。マルチモニターに対応した『O7CADプラス』も痒いところに手が届くと好評。
こちらも気になってご覧になる方多数。テーブル型のタッチパネルです。お客様を交えてのエクステリア専門店での打ち合わせに、効力を発揮しそうです。お取り扱いにつきましては、オーセブンまでお問い合わせを。
樹脂製建材メーカーのエクスタイルでは、樹脂製板材のアーバンフェンスをメインに展示。板材には、木調色だけでなく、オーシャンブルーやブリックレッドなど、お庭のアクセントとなるようなカラーもラインナップ。
樹脂製建材メーカーのエクスタイルでは、樹脂製板材のアーバンフェンスをメインに展示。板材には、木調色だけでなく、オーシャンブルーやブリックレッドなど、お庭のアクセントとなるようなカラーもラインナップ。
新登場のアーバンフェンスTW(トワイライト)。半透明の樹脂パネルが、仄かな明るさを残して視線をカット。またアルミフレームにより完全目隠し施工を実現。もちろん、樹脂製板材のアーバンフェンス部材とも組合せ可能です。
ガーデンストーンを輸入販売する、脇田石材のブース。インドネシア、ブラジル、ギリシャなど世界各地の石材を取り扱い。また自然石をそのままウォールとして使える蛇籠も販売しています。
gatherは、ウチダ商事、群峰工業、トコナメエプコス、フジクレストの建材商社4社で構成される、エクステリア&ガーデンアイテムブランド。ポスト、表札、エクステリアライトなどのエクステリアアイテムやガーデンシェッド、ファニチャーなどのガーデンアイテムを取り扱い。
リサイクル樹脂素材のレジンウッドを使った快天浴シリーズの展示。KフレームにパネルやKタープ、同素材の樹脂製家具 Kファニチャーの組合せで、多彩なシーンへのご提案に対応します。
樹脂製板材マイティウッドのF&Fブース。ベースが板材ですから、組合せで多様なフェンス、板塀を施工可能に。完全な目隠しから、通風性のあるルーバー、防犯を考慮した半目隠しタイプなど。フェンスの中間に柱の入る間仕切りタイプは表裏どちらからも美しく見えて、道路と庭の境のスクリーンにオススメです。
樹脂製板材マイティウッドのF&Fブース。ベースが板材ですから、組合せで多様なフェンス、板塀を施工可能に。完全な目隠しから、通風性のあるルーバー、防犯を考慮した半目隠しタイプなど。フェンスの中間に柱の入る間仕切りタイプは表裏どちらからも美しく見えて、道路と庭の境のスクリーンにオススメです。
マイティウッドの素材でこのようなガーデンアイテムも製作可能。テーブルを兼ねたガーデン収納。裏はそのままフェンスとして機能。他にもエアコン室外機カバーや門扉なども。
こちらは建材商社トコナメエプコスのオリジナルブランド メイクランドブース。石材の紹介が中心の展示です。ご覧のようなレンガや石垣を上手く取り入れたモデルガーデンの展示がお見事。石垣なんて短い設営時間のうちに積み上げたんでしょうか?驚嘆するほかありません。
こちらは陶芸の実演コーナーでした。信楽焼の水鉢や水琴窟も取り扱っている模様。これは見たかった。実演中に見に行けなくて、実演の様子をご紹介出来ず残念でした。
ブースの中心でも、大きくスペースを使って実演が行われていました。こちらはずばり石積。木曽石や美濃石、戸隠石でしょうか。普段工事を見る機会の少ない一般のお客様からの関心もとても高かったです。

本稿最後を飾るのは、総合住生活企業のLIXILブース。大きくて全景写せませんでしたすみません。今回は、従来の門扉フェンスシリーズのリニューアルリプレイスである新シリーズ「ライシス」、「プレスタ」シリーズや、乾式タイル工法をアルミ外構建材にうまく取り入れた、エクシオール ココマⅡワイドシャッターSプラスGカールーフタイプなど、見所がたくさん。それではじっくり見ていきましょう。
EXE2014 LIXILブース
L字腰壁仕様の加わった、ガーデンルーム エクシオール ココマⅡ。腰壁で囲まれると、フィックスパネルなどとは違った安心感が得られます。細かな部分では、笠木形状や折り戸のハンドル部分の改良など。そして乾式工法で短期間施工のできる腰壁仕様が加わりました。
L字腰壁仕様の加わった、ガーデンルーム エクシオール ココマⅡ。腰壁で囲まれると、フィックスパネルなどとは違った安心感が得られます。細かな部分では、笠木形状や折り戸のハンドル部分の改良など。そして乾式工法で短期間施工のできる腰壁仕様が加わりました。
今回新しく新商品に大きく取り入れられた乾式工法の実演デモ。後ろにあるのは、左からそれぞれプラスG「フリーウォール」、乾式壁「テグラン」、ココマⅡ乾式腰壁の構造モデル。どの様になっているのか、またどの様に施工するのかとてもわかりやすいです。
高級感があり重厚な雰囲気のデザインウォール。ジャパニーズモダンテイストですね。接着剤張りのタイル陶炎にデザイナーズパーツの組合せ。笠木も焼き物、陶笠木です。なるほどタイル壁にはアルミボーダーよりこちらの方が質感的にマッチします。
こちらはナチュラルモダンテイストのファサードエクステリア展示。微妙な色むらにナチュラル感が醸し出してるタイル セラヴィオUと、シンプルかつシャープなラインで構成されたプレスタ門扉3型。こちらも陶笠木の優しい色と質感が活きてます。
今年の春先の大きな話題は、記録的な大雪でした。普段雪の降らない地域では考えられないほどの積雪に驚かれた方も多かったと思います。ソルディポートは、50センチから150センチの積雪、耐風圧強度46m/sの風速にも対応する、とても耐久性のあるカーポートです。
プラスG カーフールタイプ フリーウォール
プラスG Gルーフ カールーフタイプと、Gスクリーン フリーウォールの組合せ。屋根部分には全て木調仕上げのパネル天井材とLED照明を組込み、フリーウォールのタイルの重厚感とあいまって、とてもゴージャスな仕上がりに。スクリーン丸柱も高級感の演出に役立っています。
プラスG カールーフタイプ
こちらは、1台用の Gルーフ カールーフタイプに、Gフレームを組み合わせたもの。ゲートによってエントランスとカースペースを一体化します。側面はGスクリーンのデザイン格子によって隔てられ、隠しすぎず見せすぎず、ほどよくプライバシーを守ります。
EXE2014 ココマⅡ内側
スペースの都合もあり全ての新商品をご紹介しきれなかったのは残念ですが、チェックされたい方は全国のLIXILショールームで、ご覧頂くことが出来ます(事前にお問い合わせを)。また、乾式壁テグランなどは、今年3月に行われたLIXPO2014中部会場のレポート記事にてご紹介しております。併せてご覧下さい。(「LIXIL新商品発表会(LIXPO2014)のお便り」)

西1・2ホールをつなげたコの字型の、最初の角までようやくたどり着きました。この後、ガーデンエクステリア建材メーカーのタカショーから始まる第二部へと続きます。お楽しみに。