オーセブンCADコンテスト2017
特別賞受賞作品
末広緑化造園株式会社 熊谷様 【作品名】カフェテリア風改造計画 |
カフェテリア風改造計画 | ||||
【オーセブンからのコメント】
タイトルの付いた表紙、要所に解説の入った平面図と、動線を明示する鳥瞰図でプランのアウトラインを説明した後に、スケッチブック風にまとめられたイメージパースが続きます。表紙を見た時からアウトドア趣味のご主人とガーデニング大好きな奥様をワクワクさせてくれる作品だと思います。
【作品コンセプト】
家族構成は40代〜50代のご夫婦。二人の共通の夢はカフェをやる事とし、設計しました。大きなウッドデッキを中心に、仲間が集まり、「ワクワクする・ホッとできる」空間を目指しました。
【作図の感想・工夫点】
小物(プレートや置物)をサイズの変更やテクスチャの貼り変える等で作りました。植栽や影の表現で柔らかさを出しました。
株式会社総合園芸 地中聡子様 【作品名】GREENAPARTMENT |
GREENAPARTMENT | ||||
【オーセブンからのコメント】
まずは、緑化される前の集合住宅の様子、次に緑豊かに植栽された状況を描写。最後に平面図でしっかりと緑化手法の解説をという流れ。パースでは、植栽の大部分をレタッチでの描写して、レタッチでの筆（マウス）遣い、使用ブラシによって優しく住宅を包み込むように緑を表現しています。
【作品コンセプト】
自然の中で暮らす植物との共存ではなく、街中で植物と共存するために開発されている様々な緑化システムを使い、人・植物・そこに集まる生き物という生態系を感じる暮らしのできる空間のご提案です。
【作図の感想・工夫点】
植物の葉色を楽しむ壁面緑化や、成長し、建物に植物がなじんでいく雰囲気をレタッチで作り上げていきました。
株式会社総合園芸 島田朋子様 【作品名】バラに寄り添い暮らす |
バラに寄り添い暮らす | ||||
【オーセブンからのコメント】
永年お付き合いのあったお施主様宅のリ・ガーデンの様子をビフォーアフターとともにまとめた作品。お住まいの様子をしっかりCADに写し取り、その上でプランされたのだとよくわかります。パースでは、レタッチマクロのラインを使って線画的なメリハリを付けることで、ふわふわしたバラのソフトなタッチを活かした表現がすばらしいです。
【作品コンセプト】
バラに寄り添い暮らす…15年前にも当社にて工事をさせていただいたお宅のリガーデンです。窓を開けるとすぐバラが咲いていて、風と共に漂ってくるバラの香り…どこにいても我が家が一番心安らぐ場所、そう思っていただけるような空間のご提案です。
【作図の感想・工夫点】
デッキフェンスは伸びてきたバラを支えるため、パーゴラを合体させたようなデザインにしたかったので、eE-formerを使い加工しました。また、レタッチにてバラがフェンスに絡んでいるように表現しました。
有限会社雅 青木雅様 【作品名】with 住ま居るな典さんち |
with住ま居るな典さんち | ||||
【オーセブンからのコメント】
ファサードの石張りが印象的な住宅をがっちり作り込み、アイデアがしっかりと盛り込まれたプラン。一ページ目の、吹き出しの中で色々なプランが浮かんできてもやもやする感じは、まさにデザイン途中でのプランナーの心理そのもの。そうした産みの苦しみがあって、素晴らしい作品が生まれるんですね。出来上がったプランは完成した写真と並べられ、苦労したデザインが素敵な現場となって結実した喜びが伝わってくるようです。
【作品コンセプト】
外構の工事に携わっている典さんが、妥協せず、皆に自慢できる庭を造りたいという思いを受け、制作し、施工しました。結果、散歩途中の近所の方が立ち寄ったり、学校帰りの小学生が自然と集まる憩いの場となりました。
【作図の感想・工夫点】
内観パースの光源設定に苦労しました。きっかけは、パース表現力アップセミナーに参加し、モヤモヤを解消したい思いから、挑戦しました。オーセブンさんのスタッフからの丁寧なアドバイス、特に動画でのご指導があったからこその作図です。まだ、何かがあるのではという思いで、いまいちですが。
株式会社にしおか 山口真里様 【作品名】おうちリゾート |
おうちリゾート | ||||
【オーセブンからのコメント】
全体をクローズドな作りとすることで、駐車場奥の余剰空間が、素敵なプライベート空間として生まれ変わり、南欧風のソフトな印象の塗り壁で、高い塀の圧迫感も和らいでいます。多数のパースを細かく配置して、イメージを掴みやすくする工夫を感じました。しかしながら、実際に説明を聞きながらでないと見落としてしまう「仕掛け」が沢山ありそうです。実際のプレゼンテーションもとても楽しいものとなっただろうと想像できます。
【作品コンセプト】
どんな高級ホテルに泊まっても、やっぱり思うことは「我が家が一番落ち着くな…」。それなら、自分の家を自分好みのリゾートにすればいい!そんな思いからプランニングしました。まるで物語の1ページにでてきそうな楽しいファサードが完成しました。秘密の木製の扉や、パーゴラの木陰でひと休み…など、子供心がくすぐる仕掛けが満載です。お気に入りの庭で家族と過ごす時間は最高の贅沢です。
【作図の感想・工夫点】
アルミ製品以外はほぼオーダーメイドのお庭という事で作成しました。アールが特徴のファサードは、壁厚をしっかりとって、構造上問題ないようにしています。アールの木製扉、飾り窓、植栽、ガーデン小物など散りばめて、見ていて飽きさせないデザインにしました。
奥井造園土木 奥井康一様 【作品名】裏庭 ナチュラル |
裏庭ナチュラル | ||||
【オーセブンからのコメント】
淡彩タッチのパースイメージと、独自デザインの図枠がプランとよく合っていてとても印象的な作品です。デザインは、主庭をそれぞれ大きく3つのゾーン、A=ウェルカムガーデン（お出迎えの庭）、B＝メインガーデン（リビングから魅せる庭）、C＝プライベートガーデン（くつろぎの庭）と機能をわけ、素材や構成を変えつつ、さらにパーティション部分もスムーズにつなげていて、さすがプロの仕事と唸らせてくれます。
【作品コンセプト】
デザイン壁
【作図の感想・工夫点】
空間の仕切り
有限会社金子建材興業 金子正和様 【作品名】東大成小学校校庭工事 |
東大成小学校校庭工事 | ||||
【オーセブンからのコメント】
こちらは、戸建て住宅では無く、校庭遊具の提案プラン。遊具単体の設置が、メインとなる工事なので、プレゼンテーションパースとしても、子供たちが遊ぶ姿を取り入れるなど、イメージを喚起しやすい工夫がされています。そして工事完成画像は、イメージの具現化した結果がよくわかります。きちんとした現調などのリサーチの成果がパースイメージとほとんど違わない竣工イメージを導き出し、お客様の満足度に繋がっていくのだと感じました。
【作品コンセプト】
小学校の創業記念で校庭に遊具の設置を提案させて頂きました。
【作図の感想・工夫点】
子供たちが「早く遊んでみたい」と思えるように、人物を多く取り入れ、ワクワク感が伝わるようにしました。
聖工房 高畑美樹様 【作品名】Happiness Place |
HappinessPlace | ||||
【オーセブンからのコメント】
図面にある「大切なパートナー」とは、実はペット、犬たちのこと。そう考えると、背の高いフェンス、段差の少ないウッドデッキにも意味が見えてきます。バラに覆われた木製パーゴラのある一角はもちろんワンちゃんの憩いの場。ほどよい木陰表現がワンちゃん目線でも居心地良さそうに見えます。そして、ビンテージレンガ舗装の隙間の雑草（ハーブでしょうか？）がレタッチされており、少し経年変化した様子に見えるのが、生活感あって良い表現だと思いました。
【作品コンセプト】
Happiness Place(幸せの場所)と題しました。大切なパートナーであるペット達と幸せな時間を共有、共生できる場所をイメージしました。庭の手入れをする側には彼らが・・・遊ぶ彼ら側には私たちが・・・しあわせのループなのです。
【作図の感想・工夫点】
ペットとの暮らしやすさを1番に考えました。股関節の弱いペットが多いので敷材にこだわりました。ペットの目線を意識しました。
聖工房 高畑聖様 【作品名】 エクステリアの力 ” 事務所改装編 ” |
エクステリアの力”事務所改装編” | ||||
【オーセブンからのコメント】
内観リフォーム案件のプレゼン資料ですが、私たちエクステリア業界にいるものに、エクステリア事業者の今後の可能性を問いかけてきている、そしてそれに伴った力を持った作品です。エクステリアでも使われる建材を使った内装の素材感がきちんと表現され、特にLED照明、間接光の表現が素晴らしいです。光源設定はお手本としたいくらいです。説得力のあるインテリアパースになっています。
【作品コンセプト】
今のエクステリア工事は、左官・大工やアルミの加工等総合的は技術を要求されます。外廻りだけでなく、建物の内部や建築もできるのでは・・・左官壁やタイル、石貼りを多用したエクステリアからの内装工事の提案です。
【作図の感想・工夫点】
事務用品、キッチン設備や家電のアイテムはオーセブン内のものでは不足がちです。他CADよりデータの取り込みは簡単そうで時間がかかりました。またすき間に光源を置き、立体感を出す工夫をしました。
株式会社そとや工房 金本佳子様 【作品名】緑が映える白い家 |
緑が映える白い家 | ||||
【オーセブンからのコメント】
弓形で若干高低差のある道路、高低差のある敷地、限られたスペースしか残されていない建物配置、2台駐車、駐輪場が必要という条件で、非常にうまくゾーニングされています。個々の要素も、目かくしが必要な部分に的確な高さの袖壁、見せたい箇所はシースルーのフェンスにするなどの使い分けがすばらしいです。ファサードからの印象は、白い外壁、RC擁壁でボリューム感がありますが、雑木の植栽がまるで清涼剤のように効いています。
【作品コンセプト】
道路との高低差がある敷地なので、その高低差を生かしたプラングを心がけました。アプローチ階段の段数が14段必要だったので、階段を大胆に側面から見せデザインの一部に。また擁壁の一部を膨らませ、配線などを通し木目の美しい打ちっ放し門柱にし、擁壁の露骨な雰囲気を軽減させ洗練させた印象にしました。緑が多い住宅地だったので、街路樹や敷地に植えた樹々を身近に楽しんでもらえるように、ガラスのフェンスにしています。
【作図の感想・工夫点】
Ver10で作図しているのですが、提案するパースの素材感や色目でお客様は判断されるので、実物に近い色や質感を出すのに微調整しやすくなった。ぼかしの種類が増えたので、時間をかけずにやわらかい雰囲気のパースを作りやすくなった。植物もeE-Painter上で移動やサイズ変更ができるようになったので、思い通りのパースが作りやすくなった。
有限会社サウスワン 橋本様 【作品名】〜家族団らんを楽しむ庭〜 |
【オーセブンからのコメント】
毎年自信を持ってオーセブンからご提供する新機能ですが、それでも世に送り出した後、ちゃんとお役に立てているか気になります。こうして、昨年の新機能であるスタンドインVRを使いこなしていただいている作品を見ると、ほっといたします。省スペースの庭ですが、それだけにスタンドインVRで観た時、臨場感があります。そこにお住まいのお施主様なら尚更でしょう。内観がしっかりと作り込まれ、テーブルや子供のオモチャなど添景も折り込んであって、生活の場が再現されていてこそのリアリティ。うちの庭がこんな風に生まれ変わるよ！という「ときめき」を、新ツールを使いこなすことで、より効果的にお施主様にお届けすることに成功していると思います。なお、夜景に一点、遊び心で付け加えられた「それ」。見つけたときのお施主様の楽しそうな姿が目に浮かんできますね。
【作品コンセプト】
2世帯同居でダイニングからは壁泉を眺めてお食事、リビングからは和モダンな庭を楽しむ、休日には家族みんなで採れたての野菜を使いBBQなど、日々‘楽しめるが詰まった庭‘の提案です。
【作図の感想・工夫点】
VRという機能に沿って、よりリアルさを出すために小物を多く取り入れ、夜景のVRは、照明の設定など工夫しました。(遊び心でUFOをeE-Formerで作成し夜空に浮かばせてみました)
株式会社石見造園 河野一輝様 【作品名】ひとつの庭で いろんな雰囲気を感じれる庭 |
ひとつの庭でいろんな雰囲気を感じれる庭 | ||||
【オーセブンからのコメント】
戸建て住宅のファサードへの植栽提案プランですね。限られたスペースに、雑木、花壇、和の庭など様々な要素がつめこまれ、それぞれの場でタイトル通り「いろんな雰囲気」を味わえるようになっています。来客のお客様にも、四季折々の移ろいを感じ取っていただけることでしょう。
【作品コンセプト】
庭の中を歩いて楽しんで欲しく、玄関にむけていくつか動線を作りそれぞれの雰囲気などを感じれる庭にしました。
【作図の感想・工夫点】
かなり時間が掛かりましたが、確実にスキルアップしたと思います。また次回のコンペにも参加したいです。
株式会社スコップ 田村香様 【作品名】緑を楽しむ大人の空間 |
緑を楽しむ大人の空間 | ||||
【オーセブンからのコメント】
道路に傾斜のある角地という悪条件で、コーナーガーデンを配して無理の無いカースペースの確保。大胆な斜め入りのおかげで、ガーデンリビングも有効に使えるようになっています。建物がキューブ形状なだけに、ピンポイントとなる門袖のアール面が効いています。
【作品コンセプト】
見える部分はしっかりと大人モードでまとめましたが、お子様の遊び心がくすぐられる様な空間がかわいらしいお庭で
【作図の感想・工夫点】
高低差をカバーするのにどうしても擁壁を思い浮かべてしまい、圧迫感の少ないプライベート空間作りを考えました。ベンチで座っている小さなお子様のかわいい背中を創造しながらデザインしました。
