ウィズガーデン株式会社
CADと手書きで描くストーリーこだわりのプランニング
ウィズガーデンのプランニングは、緑や構造物に役割を持たせ、お客さまとストーリーを共有しながら計画を進めていく。ストーリーを意識したプランは、「自分の庭」として興味が芽生え、お客さまのライフスタイルに溶け込んでいく。
ウィズガーデン株式会社
導入ソフト
緑とエクステリアが調和する美しいデザイン
緑を主体とした庭は、森の中にいるような心地よい空気感を感じる。ウィズガーデンのプランは、緑を活かした庭づくりの「微気候デザイン」が根底にあり、人と環境にやさしい「安心・安全」「健康」「環境」3つのデザインがプランに盛り込まれる。また、ミサワホームのエクステリア専門ブランドとして、ミサワホームと共同提案の「八景デザイン」が、楽しむ生活シーンを作りだす。プランニング積算を担当する設計推進課の武田さんは、プランニングへのこだわりを話してくれた。「庭を作るときには、ただ置くだけではなく、ストーリーを持った提案を心掛けています。ここに木を植えるのはなぜか、塀はなぜこの高さなのか…など。お客さまにストーリーを理解していただくことで興味が生まれ、木や構造物に愛着を持って接していただけるようになります」生活シーンに潤いや四季を感じられるものをあえて提案することも主眼に置いている。自然と生活が調和するデザインと、そこにストーリーを持たせることが、美しいデザインを作りだす源となっている。
緑の心地良さを体験できるモデルガーデンの存在 東京都日野市に、カフェとショップが併設した、ウィズガーデンのモデルガーデンがある。広大な敷地の中にいくつものエリアを設け、豊富な種類の植物を活かした庭づくりを提案している。ガーデンファニチャーや100%リサイクル素材「M‐Wood2」のウッドデッキも体験可能だ。そして、一番の魅力は、「微気候デザイン」を実感できることだ。「モデルガーデンの樹木は、宿根草を扱っています。冬は葉がなく、春先は芽吹いて葉が出てくる…ここでは、植物のリアルな成長をみることができます。その良さを感じてもらいたいです」と武田さん。ウィズガーデンのスタッフは、お客さまとモデルガーデン内を歩き、プランの説明をしながら植物のすばらしさを伝えている。「ショップやカルチャー教室など一般の方が楽しめる場があります。植物に興味を持ってもらい、緑と共に暮らす豊かな生活を楽しんでもらいたいです」ウィズガーデンのストーリーを描くプランニングには、緑の心地良さを体験できるモデルガーデンが必要不可欠な存在となっている。 |
海外で活躍する16名のCADオペレーター ウィズガーデンには、25台のオーセブンCADが稼働している。プレゼン用図面は、分業体制の特徴を活かし、海外でアウトソーシングしている。図面は日本から送られてくる手書きの下図を基に、現地で採用したオペレーターが、正確且つきれいに仕上げていく。外構と造園の経験がない方が大半のようだが、自社でまとめあげたマニュアル(設計基準書)で、外構の知識とCADの作図方法を修得し、日々業務を行っている。2名から始まったこの体制も今では16名までに広がっている。ここで描かれた図面は、データーで日本に渡り、プレゼン図面として活用されている。 | 海外事務所の作図風景。ウィズガーデン専属のCADオペレーターが、オーセブンCADで作図をしている。 |
プランニング積算を担当している武田さん。ウィズガーデンとの出会いは、日野のモデルガーデンのアルバイトが始まりだったという。 | 写真は、オーセブンCADで作図したプレゼン図面だ。手書きの下図をCADオペレーターが、平面図・立面図・パースに描き起こしていく。 |