エクステリア造園ガーデニング図面CAD設計室からのお便りです。
こんにちは!いよいよ夏本番ですね!みなさんそろそろお盆休みの予定を考えていらっしゃるとは思いますが、あれこれ考えている時が一番楽しいですよね!
さて、今回は“オープンガレージ”についてのお便りです。
私達が近年、依頼を受ける設計支援の外構図面の中には、重厚な塀や門扉を建てない、“オープン外構”や、玄関やお庭のスペースのみ囲いを設け、カースペースはオープンな、いわゆる“セミクローズド外構”が多く見受けられます。これらは、施主の、外構に対してのコスト削減といった、マイナスの傾向にも受け取れますが、ただ床にコンクリートを打つだけの駐車場から、様々な素材を用いた、デザイン性重視の駐車場が大変多くなっている傾向だと思います。オープンガレージは、主に、床のデザインですが、コンクリート以外にも、洗い出し・レンガ・枕木・ピンコロなどのガーデン材料を用いたり、タマリュウなどの緑を加える事によって、まさに“ガレージガーデン”と言われている程です。
●パターンA●
入口部分に、白ミカゲのピンコロをランダムに敷き詰め、車輪が通る部分には、柔らかい表現を出す為、曲線状にコンクリートを打ち、周りは化粧砂利を敷き、タマリュウをコンクリートの周りに植え込む事により、コンクリートの無機質感を払拭しています.
〔拡大図〕
●パターンB●洗い出しを床に用い、そのざらざらした質感と色が緑を引き立てます。ただ、あまり広い範囲で敷き詰めると、ヒビ割れを起こす可能性があり、つなぎ目として、タマリュウなどの植栽でスリットをつけたり、レンガ、割り石をアクセントに用いて、デザイン性を持たせています。
〔拡大図〕
●パターンC●
大胆にも、入口と車輪通過部分に、枕木を敷き、コンクリートとレンガを同じ割合でアート調に敷き込みました。コンクリートの上は、レンガポイントにより、動きの効果を含んでいます。枕木の間のスリット部分にも、グランドカバーなどで緑を増やす事により、硬さを柔らげます。
〔拡大図〕ko-ten